我が家には二人の中学生(息子・中学校3年生、娘・中学校2年生)がいます。
早いもので息子はもう受験生、来春からは高校生になります。
と同時に年子の妹が受験生となり、子育てにかかる費用増はこれからが本番です。
にもかかわらず私はセミリタイアを目指し、今の会社を辞めようとしています。
当たり前ですが、私が今の時期に会社を辞めることで子供たちの選択肢を奪うようなことにならないよう、できる限りの想定と準備をしておかなくてはいけません。
今回は、
- 高校の授業料その他費用の目安(学習塾、公立と私立の比較)
- 高等学校等就学支援金制度(高校の授業料が実質無償又は軽減される制度)
について調べてみましたのでご紹介します。
学習塾にかかる費用
中学校3年生の息子は、中学校2年生の頃から学習塾に通っています。
地元ではそこそこ実績のある学習塾で、他の塾よりも授業料は割高でしたが、先生方は全員社員(※大学生等のアルバイトではない)の方々だというところと、送迎バスがあるということで選びました。
息子の塾にかかっているお金をざっと計算してみました。
2年生 | 3年生 | |
授業料(月) | 18,000円 | 26,000円 |
①授業料(年) | 216,000円 | 312,000円 |
②設備費(年) | 73,000円 | 73,000円 |
③夏期講習 | 50,000円 | 50,000円 |
①〜③の合計 | 339,000円 | 435,000円 |
- 2年生の頃は週2回の授業でしたが、3年生からは週3回の授業
- 設備費にバス送迎代込み
- 学校の定期テスト前の特別対策授業代込み
3年生になると授業料が上がるので、年間40万円超!(゚Д゚)
とても安いとは思えませんが文部科学省の令和3年度子供の学習費調査によると、公立の中学校3年生の学習塾の費用の年平均は約39万円だそうですから、概ね平均的な価格のようですε-(´∀`; )
同じ文部科学省の調査では、全日制の高校生にかかる学習塾の費用が
- 公立高校の場合〜年平均約12万円
- 私立高校の場合〜年平均約17万円
となっていました。
「塾に払うお金がもったいない」とかではなく、私も妻も、子供たちには、中学生とは違う自由度の増した高校生活を思いっきり楽しんで欲しいと思っているので、高校1年生のうちから塾に通ったりせず、まずは学校の授業で一生懸命勉強してくれればいいと思っています。
しかし、本人が塾に行きたいと言う可能性もありますので、やはりこの位の金額は想定しておく必要があると言うことですね_φ(・_・
3年間にかかる費用の目安
同じく、文部科学省の子どもの学習費調査(令和3年度)によると、全日制の高校生にかかる学習費は、年間の平均で、
- 公立高校の場合〜約51万円(学校教育費:約31万円、学校外活動費:約20万円)
- 私立高校の場合〜約105万円(学校教育費:約75万円、学校外活動費:約30万円)
となっています。
「学校教育費」とは、授業料、修学旅行、施設整備費、教材費等のことで、「学校外活動費」とは、家庭内学習にかかる費用(書籍代)や学習塾の授業料、交通費のことだそうです。
どちらも私立高校の方が高く、合計で私立高校は公立高校の約2倍の費用がかかっています。
それぞれ、3年間の費用は、
- 公立高校の場合〜約153万円
- 私立高校の場合〜約315万円
となり、私立高校の300万円超えはまあまあインパクトがありますね…(゚∀゚)ケッコウタカイネ
高校無償化⁉︎ 〜高等学校等就学支援金制度
「高校の実質無償化」と言う言葉は聞いたことがありました。
調べてみると、正しくは「高等学校等就学支援金制度」と言うのだそうです。
文部科学省のHPや私が住んでいる自治体(県)のHPには、
世帯所得が一定額未満の場合、支援金の支給を受けることで、公立高校の場合は授業料が実質無料になり、私立高校の場合は軽減できる
と説明してあります。
先ほどの「学校教育費」のうちの「授業料」に相当する金額が支給される制度で、支給金額は
年額11万8,800円=9,900円(公立高校・全日制課程の月額授業料)×12ヶ月
公立高校、私立高校に関わらず、条件を満たせば支給されます(*゚▽゚*)イイネ
特に、私立高校の場合には、年収や家族構成に応じて
最大年額39万6,000円(月額で3万3,000円)
が支給される制度です。
所得制限は?
その適用を受けるための所得要件は、
- 市町村民税の課税標準額に6%を乗じた額から市町村民税の調整控除の額を引いた額が30万4,200円未満の世帯【基準支給額:年間11万8,800円の場合】
- 市町村民税の加増標準額に6%を乗じた額から市町村民税の調整額の額を引いた額が15万4,500円の場合【私立高校の場合の追加支給:最大年額39万6,000円の場合】
と書いてあり、ちょっとよくわかりません(-᷅_-᷄๑)…が、
モデル世帯(保護者の片方が働き、高校生1人、中学生1人の4人世帯)で世帯年収910万円未満の場合には支給を受けられる
と説明されています_φ(・_・
モデル世帯は我が家と同じような家族構成(※奥さんの収入は配偶者控除の範囲内)ではありますが、今の私の給与年収と奥さんのパートの年収を合わせると910万円を超えていますので、現状の働き方を継続する場合には、この制度の適用は受けられないと言うことです-_-シカタナシ
しかし来年以降、私が今の会社を辞めた場合には世帯年収が下がると想定していますので、この制度の適用を受ける可能性も出てきそうです(;´д`)
息子の学年 | 娘の学年 | 標準支給の年収 | 私学追加支給の年収 |
高校1年生 | 中学3年生 | 660万円未満 | 1,030万円未満 |
高校2年生 | 高校1年生 | 720万円未満 | 1,070万円未満 |
支給を受けられたとして
この先、仮に、就学支援制度の支給を受けることになったとして、高校3年間にかかる費用は
- 公立高校の場合〜約117万3,600円=約153万円ー35万6,400円(支援金3年分)
- 私立高校の場合〜約196万2,000円=約315万円ー118万8,800円(支援金3年分)
となり、私立の場合にも最大額の支援を受けられれば200万円を切る計算になりました。
制度の適用を受けるには、高校入学後に申請手続きをする必要があり、もし適用を受けられるのであれば漏れなく支援を受けたいものです(´∀`; )
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