我が家はセミリタイアに向けて始動した際に医療保険を解約しました。
理由は固定支出を減らすため。
実際に年間5万円超の支出の削減になりました。
ところが最近、奥さんが「安心のために少額でも医療保険に加入しておいた方がいいのではないか」という考えを持っていることを知りました。
医療保険の解約は考え抜いた末、奥さんとも話をして結論を出したことではありましたが、奥さんの言うことを無視する訳にもいきませんので、奥さんの「安心」のための策を今一度考えているところです。
医療保険を解約した理由
そもそも医療保険を解約したのは、高額療養費制度があると知ったからです。
高額療養費制度により医療にかかる費用の自己負担の上限は概ね10万円らしい、と。
今年の4月、元気印の私の奥さんが体調を崩し2週間入院した際に高額療養費制度のお世話になりました。
実際のところ、高額療養費制度による自己負担の上限は19万円程でした。
私が働いている会社の健康保険には「付加給付」という、更に自己負担を減らす仕組みがあるため、付加給付を受けることで、実際の負担額は5万円程度になりました。
もし、付加給付がなければ、高額療養費制度を使っても、自己負担19万円。
つまり、今の会社に勤めていなければ、高額療養費制度を使っても19万円かかっていたということです。
結構高い。
私も確かにそう思いました。
国民健康保険には付加給付制度はありません。
今の会社を辞めた後も、何がしかの仕事はするつもりですが付加給付の仕組みのある健康保険に加入できるとは限りません。
今の会社を辞めた後には、多少なり医療保険に入っておくべきなのか…。
今回実際に体調を崩して入院した奥さんが「安心したいから」というド直球な理由で医療保険について考え始めた気持ちもわからなくはないですね-_-b
退職のタイミングで医療保険の加入を検討
逆に付加給付制度のある今の会社にいる間は、医療保険は不要だということははっきりしました。
奥さんは、「私の入院が終わってから解約すればよかったね」とか「入院すると分かってたら医療保険の解約しなかったのにね」とか言いますが、私は解約したこと自体に後悔はありません。
後悔があるとすれば、もっと早くに解約しておけばよかったという点です。
高額療養費制度に加えて、今勤めている会社の健康保険に付加給付という制度があると知っていれば、もっともっと早く医療保険を解約していたはずです。
過ぎたことは仕方がないですが…。
健康保険に関して現状が比較的恵まれているだけに、いざ、今の会社を辞めるとなると、奥さんが言うように「安心が欲しい」という気持ちが強くなるのかも知れません。
私自身は、医療保険の保険料の支払いをするよりも貯蓄や投資に回した方がいいという考えに変わりはありませんが、現状として奥さんが「少しは安心が欲しい」と思っているのであれば手頃な医療保険を探して加入しておく方が心地よく過ごせるのかも知れません。
私が今の会社を辞めることで心地よさが損なわれたのでは何の意味もないですもんね。
奥さんが正直に「安心したいから」と話してくれてよかったと思います。
コメント