先月、奥さんが14日間入院していました。
原因がはっきりしない高熱が続き、結果、2週間の入院となりました。
本人はもちろん、私も子供たちも健康の大切さを思い知らされ、親兄弟の力を借りながら乗り越えることができました-_-
家族が病気になったり入院したりすると、精神面のお話も沢山出てきますが、今日はお金の話_φ(・_・
保険の見なおしの際に勉強した高額療養費制度のお世話になりましたので、その経過をご紹介します。
請求額と実際に支払った金額
まずは、実際にいくら支払ったのかまとめてみました。
今回、実際に病院の窓口で支払ったのは③の約19万円でした。
私が今勤めている会社の健康保険組合には「付加給付」という制度があるので、最終的には④の5万円程度の支払いだけで済む(※後日、④と③の差額の約14万円が返ってくる)そうです。
① | 医療費合計 | 約125万円 |
② | 負担額(3割負担) | 約37万5,000円 |
③ | 高額療養費制度を利用した場合の自己負担限度額 | 約19万円 |
④ | 付加給付制度による自己負担額 | 約5万円 |
支払いまでの流れ
高額療養制度を利用して医療費を支払った流れをまとめてみました。
退院時の病院からの請求
奥さんが退院した日が日曜日だったので、病院の職員さんからは「負担額は概算で約40万円になります」と伝えられました。
平日、病院が空いている時間に支払いに来てもらえればいいということでしたが、この時初めて私の中で「高額療養費制度はどうやって使うんだろう??」と疑問が出てきました。
病院の方に「高額療養費制度を受けるにはどうしたらいいんですか?」と尋ねると
- とりあえず3割負担の金額(今回の場合は約37万5,000円)を支払っておいて、後から健康保険組合に高額療養費の請求をする方法
- 先に健康保険組合から高額療養費制度の「限度額認定証」を発行してもらい、認定証を病院に提示することで、初めから窓口での支払いを自己負担限度額まで下げる方法
があると教えてもらいました。
できることなら、最初から窓口での支払いを減らしておいた方がいいと思ったので、私は早速、会社の厚生担当係に「限度額認定証」を申請することにしました。
幸い、病院側も「概ね2週間以内に支払ってもらえればいい」と言ってくれました。
限度額認定証の申請
私の会社の場合には、申請後約1週間で限度額認定証を受け取ることができました。
これが早いのかどうかはわかりませんが、奥さんの入院を知り「大急ぎでやります!」と答えてくれた担当の方には感謝しています。
私の会社の場合にはハガキより一回り小さいくらいの「限度額認定証」というものを頂きました。
病院での支払い
限度額認定証を持って病院に行くと、請求された自己負担額は、退院時に伝えられていた約40万円ではなく約19万円に下がっていました(´ε` )
今の私の収入水準では、高額療養費制度を利用した場合、医療費(総額)の約15パーセントが自己負担限度額になるということです。
ありがたい「付加給付」の存在
高額療養費制度がなければ約37万5,000円を支払わなければならなかった訳ですから、それだけでも有難い話ですが、私が今勤めている会社の健康保険組合には「付加給付」という制度があります。
私の年齢と収入の場合、最終的な支払限度額が5万円程度に設定されていて、それ以上支払っている部分は後から返金されるとのことでした。
今回、会社の担当者から初めて教えてもらったんですが・・・
メチャクチャ有難いやん(゚Д゚)!? ・・・ってなりました。
というか、「今の会社にいる間は、医療保険は全く必要ないですよね(゚Д゚)!?」って大きめの声で言ってしまいました(※個人の感想です^^;)
本当に有難い話ですが、それを知ってか知らずか、ものすごく手厚い医療保険に入り続けている同僚の方々が如何に多いことか・・・。
付加給付制度がなかったら!?
紹介したように、今の会社の健康保険組合には付加給付制度があり、結局どれほど高額の医療費(保険診療)がかかっても約5万円以上は支払わなくていいということです。
逆に、付加給付制度がない会社に勤めていた場合は約19万円の支払いだったということ∑(゚Д゚)
高額療養費制度のおかげでかなり負担は減るとはいえ、それでも19万円は安くないですよね^^;
今後、セミリタイアして正規社員として社会保険に入ることになるのか、自営で国民健康保険に入ることになるのかどうかまだわかりませんが、国民健康保険には付加給付制度はないそうです。
とはいえ、その時々の収入水準に応じて高額療養費制度の支払限度額が決まるので、医療保険の保険料の支出を続けるよりも、一定の生活防衛費を蓄えたうえで、投資の運用資金に回していく方が効率的だという考え方に変わりはありません。
セミリタイア後に限ったことではありませんが、普段からの健康づくりはもちろん健康診断や人間ドック等のメンテナンスには一定の支出をしていく必要があるな、と考えるきっかけになりました( ̄  ̄)
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